トラス総合鑑定

お知らせ

レールがあった街

のと鉄道の穴水駅で下車する。穴水駅は能登の最北端の駅だ。能登北部の輪島や珠洲へ行くにはバスとなる。私は輪島に向かうために、バスに乗り換える。

穴水-輪島間は能登半島の中央を縦断する感じで約20kmの距離ある。バスは廃線沿いに進み、バス停には旧七尾線の駅名が残っている。

途中バスは、脇道に入る。すると山を切り開かれた人口的な無機質な空間が出現する。のと里山空港である。航路は羽田との間を小型機による1日2往復のみだ。バスはターミナル前に停車したが、ここでのバスの乗降客はなかった。建設の必要性はあったのか、維持するのにどれだけお金が掛るのか、公共交通のあり方を問いたい。

穴水を出て約1時間後、輪島駅に到着した。駅と言ってもここは道の駅、列車が来ることはない。穴水-輪島間が廃止になったのは16年前だ、駅前広場にはタクシー乗り場があり、ビジネスホテル、土産物店、飲食店が散在し、駅前広場の雰囲気は残っている。

現在の駅舎は七尾線が廃止になった後に新築されたもので、昔の面影はない。駅舎の奥にモニュメントがあり、駅名標が保存されている。海側の隣接駅名は「シベリア」となっている。これは廃止になる以前から書いてあったそうで、まさか七尾線が日本海を超えてシベリア鉄道と繋がる壮大な計画があったのだろうか、

s_遨エ豌エ.JPG

輪島港に行ってみた。海のはるか向こうは大陸であるが、大陸と航路はない。小型の定期船が舳倉島との間を1日1往復している。

七尾線で活躍していた車両は海を越えてシベリアでななくミヤンマーに送られたそうだ。温暖な土地で静かな余生を送ってほしい。

  • Category:
  • Author:安田