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旅の空

 私の仕事柄、地方へ出向く事は多い。今日の仕事は西日本の某都市近郊である。羽田空港へ向かうために、早朝の浜松町駅から東京モノレールに乗る。

 

 浜松町を出るとモノレールはしばらく線路と並行して走る。会社に向かうサラリーマンたちを詰め込んだ通勤電車が見える。遠くには芝のオフィス街が見える。

 

 朝の通勤電車の車内はピリピリ殺気立っている。何しろみんな、やいたくない仕事をやるために、行きたくない会社に行くのだ。私もサラリーマンとして、あのオフィス街のビルの中で、ただ鬱々とルーチンワークを14年間もしていたのだ。この風景を見る度に私の薄れかけた記憶が再生され、気が引き締まる。と同時に細やかな優越感に浸る.

 

 モノレールは左にカーブして線路から離れる。もしも、サラリーマンを辞めなければ自分はまだあの通勤電車に乗っていたのだろうか、もしも~だったら、など仮定の話をしても無意味だ。昔のドリフターズのコントのように最後の落ちは「だめだこりゃ」となる。確かに言えることは、今自分は、報酬を払うことを約束し、仕事を依頼してきた依頼者に対しベストな結論を出す義務がある。仕事のストレスはサラリーマン時代の比でない。報酬をもらうため、義務を履行するために自分で選択してモノレールに乗っているのだ。

 

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 芝のオフィス街を離れ、天王洲アイル駅を過ぎ、大井競馬場前駅が近づくと各エアラインと行き先毎の降車駅案内のアナウンスがある。このアナウンスを聞くと、ちょっと旅気分にスイッチが入る。今日もタイトなスケジュールだ。しかし、「一里離れりゃ旅の空」ちょっと旅気分を味わって気分転換することにしようか

  • Category:記憶
  • Author:安田