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日本一の駅~駅

 前回旭川を訪れたのは確か12月の初旬、一面雪景色であった。旭川駅もいつの間にか高架式の駅になってしまった。石北本線を網走方面に向かうため、特急「大雪」に乗り込む。石北本線は北海道の主要路線の一つであるが、地方交通路線に分類されている。時刻表の索引地図では、地方交通路線を意味する青線で表示されている。国鉄時代、石北本線の看板特急列車はオホーツク、大雪は急行だったと記憶する。車内はビジネスマンが多く、乗車率は6割程度か、以外と乗客が多かった。

 「列車は蝦夷鹿との衝突を避けるため急停車することがあります。」北海道らしいアナウンスだ。最初の停車駅上川駅に着く。上川を出ると石北本線の難所である北見峠に入る。上川の次の駅は白滝駅であるが、あっと驚く日本一がある。次の白滝駅まで何と37キロ、JR線最長の駅間距離だ。中央線で言えば東京から立川まで駅がないことになる。かつてはいくつか駅はあったが、もともと人口希薄地帯であり、JRに移管後、これらは廃止又は信号場に変更されている。旭川を出て約2時間。列車は遠軽駅に到着する。「遠軽では3分停車します。また遠軽では列車の進行方向が逆になりますので、座席を回転させてください。」座席を回転させホームに降りてみる。遠軽はかつて名寄本線との分岐する要衝の駅で、乗降客は多かったと思われるが、名寄本線が廃止されたあとは、単なるスイッチバックの駅となってしまった。私の他、何人かがホームに降りてきた。煙草を吸う人、電話を掛ける人・・・寒々しい構内に、ゴーゴーとディーゼルエンジンの音だけが響いている。

 遠軽を出て約1時間、車窓に住宅が散見され始めた。まもなく北見到着のアナウンスがあった。目的地なのでここで下車する。北見は2005年ふるさと銀河線(旧国鉄池北線)に乗って来て以来だ。北見駅は地上式の駅で変わっていなかった。今夜の居酒屋をチェックして宿に向かう。小雨交じりの冷たい風が吹いていた。大雪山もそろそろ初冠雪の便りのある頃か・・・

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  • Author:安田