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久大本線

 大分空港に着き、ロビーを抜けてバス乗り場に向かう。連絡バス2台が待っている。1台は別府と大分の市街地方面行き。もう1台は全国的にも有名な温泉街行き。私は仕事のため、後者のバスに乗る。乗客の大半は大きなスーツケースを持ったシニアの夫婦だ。スーツケースの中は殆ど奥さんの荷物だろうな、など思いながら約1時間後、温泉街のバスターミナルに着いた。ちょっと駅前を散策し、スケジュールを確認し、調査の目的であるホテルに向かうためタクシーに乗り換える。ルームミラー越しに運転手さんと目が合った。「お客さんは観光じゃないね。税務署の人かい?」運転手さんの方から話しかけてきた。「税務署じゃないけど、まあ、似たような仕事で・・ハハハ」地元のタクシー運転手は、例外なく情報通の人だ。温泉街の景気の様子、これから向かうホテルの状況等、貴重な情報を得ることができた。

 

 ホテルでは、支配人に内部を案内してもらった。あちこちに英・中・韓で書かれた注意書きが張ってある。やはり外国人頼みか、和室を無理やり洋室に改装した客室もあった。薄暗い大広間、「ここは朝食会場で使っています。宴会は殆どありません。」慰安旅行なんて言葉は、もう死語になっているのかもしれない。私が社会人になった昭和の終わり頃、バスで群馬の温泉に行った記憶がある。大広間に芸者を呼んで、盛大に宴会。そのあとは、夜の街に繰り出して・・・遠い過去の話か、物置と化した大広間のステージが何とも寂しい。

 

  久大本線に特急列車が通過した。踏切横のすすきが揺れた。遠くに豊後富士と呼ばれる由布岳が見える。吹く風は爽やかだ。今年の夏は暑く、長かった。ようやく秋は深まって行く。

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  • Author:安田